葉酸は細胞増殖に必要なDNA合成に関与し、妊娠を考えている方にも、妊娠されている妊婦さんにも必要なビタミンです。

 妊娠初期は、胎児の細胞増殖が盛んであるため、この時期に葉酸摂取が不足すると胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが考えられています。

 神経管閉鎖障害とは、妊娠中の胎児の神経管が正常に作られなくなってしまう状態のことを言います。妊娠して数週間後や妊娠前の期間は葉酸を必要量摂取することによって正常に神経系を発達させることができるのです。

 日本では神経管閉鎖障害のうち脊椎に癒合不全が生じる二分脊椎が大部分を占めます。日本における二分脊椎の発症率は1999-2003年で出生1万対5.12です。

 日本では2000年に厚生労働省から神経管閉鎖障害のリスク低減のために妊娠の可能性がある女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、栄養補助食品(サプリメント)から1日400μgの葉酸を摂取するよう通知が出されています。胎児の発育のために4週から12週までが最も葉酸の摂取が必要な期間と定められています。しかし、妊娠に気付かずにいるケースもありますから、妊娠前から1日400μg(0.4mg)の摂取が必要とされています。葉酸が必要なことは、母子手帳にも記載されています。安心して服用していただけるように、プレグエイド ピンク(Preg Aid Pink)プレグエイドAMH(Preg Aid AMH)には、1日摂取量に葉酸400μgをしっかり含有しました。

 妊婦さんや妊娠を望まれている方には、食事だけでは欠乏しがちな葉酸をサプリメントで補給することは大事なことなのです。葉酸の効能・効果は、妊娠初期における胎児の神経管閉鎖障害の防止、悪性貧血の予防、動脈硬化の予防、細胞(DNA)の生成を助けること等があげられます。また、妊娠初期以降にも、早産、胎盤早期剥離(はくり)、妊娠高血圧症候群などのリスクを低下させると考えられています。

 妊娠の4週間前から妊娠8週までの葉酸サプリメント摂取によって、出生児の3歳時点の重度言語発達遅延のリスクが半減することが、ノルウェー公衆衛生研究所の報告もあります。(JAMA 2011年10月12日号)

 1日400μgの推奨量を食事からだけで摂取しようとすれば、ほうれん草なら4束、ブロッコリーなら300g以上、乾燥ワカメ100g以上が必要です。このように400μg(0.4mg)を食品に置き換えると、野菜や海藻を大量に摂取する必要があります。さらに、葉酸の特徴は、水溶性で、熱に弱く、調理中に失われてしまい、半分ほど分解される場合があります。ですから、この2倍程度の食品が必要になることもあるのです。

 毎日継続させる必要がある葉酸を効率よく摂取するためには、サプリメントで摂取する方が現実的だと考えられます。